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第45回全青司かながわ全国研修会

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8月27日(土)・28日(日)は全青司かながわ全国研修会に参加してきました。


船橋市役所裏の司法書士事務所
司法書士の稲元真一です。

7月・関ブロちば(無事に終了しました)、
8月・かながわ全国研修会、
来年3月はいばらき全国大会
と関東で青年会のイベントが目白押しです。

第45回全青司かながわ全国研修会のテーマは「共生」

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【基調講演 第1部】弁護士の大谷恭子先生。

「分け隔てなく、あならたしく、地域で生きる。共生~法的要請を実現する支援者の視点~」

大谷先生は、弁護士歴40年というごけいれきの先生です。俺が生まれる前から弁護士やってるんですね。。。すごい。先生が司法修習生になった時、担当教官から「裁判官・検察官・弁護士として生きる道だけでなく、能力を腐らせて家庭の肥しにするという4つめの選択肢もある」と言われ、これは固定的役割分担は差別である!とおしゃっていた。
日本は明治時代の家制度のもとで、また1950年代後半以降の高度経済成長の過程で夫は外で働き、妻は家事を負担するという性別役割分業制を基礎として発展してきた。そして、1980年代以降の女性の高水準での進学率・就労率の向上により、経済面での依存関係に変化がおきた。ちょうどその変化の時代での担当教官の発言だったのでしょう。このあたりは夫婦別姓制度などと関連するものであり、”関ブロちばでの戸籍分科会”で研究したところでした。

その他、4つの条約と国内法整備の変遷についてのお話もありました。
※女性差別撤廃条約、人種差別撤廃条約、子どもの権利条約、障害者権利条約

※子どもの権利条約については、先日の司法書士法教育ネットワーク(テーマ「主権者教育」)においても、18歳選挙権の施行により、子どもの権利条約と法教育を考えるという重要視されるべきである、との報告があったばかりでした。特に12条の意見表明権は守られなければならないとのことだったが、大谷先生も子ども自身が人権の主体であり、権利行使をするのだ、と同趣旨のことをおっしゃていた。

講演の中で、特に印象的だった言葉は、これ。

「人権とは『空気』のようなものである」

人権は普段意識されることがないが、「奪われて初めてわかるもの」・「奪われて初めて回復されるもの」・「奪われて初めて名前がつくもの」である。私たち司法書士は、声なき声・小さな声にも耳を傾け、傾聴していかなければならないだろう。

【基調講演 第2部】

弁護士の大胡田誠先生の講演でした。
「人はつながることによって癒される」

全盲という障害のある中で弁護士として信頼してもらうにはどのような事に気を付けているのか、普段のお仕事、全盲の方がどのように色を識別し、スマホを使用するのかなどなど知らないことばっかりでした。
言葉の1つ1つに大胡田先生の温かいお人柄が感じられて、楽しく、そして刺激的な講演でした。

分科会は12コもあって迷いましたが、1日目「養育費」、2日目「法教育」に参加しました。いずれも今後の地元千葉での活動にすぐに活かせるものであり、実践していきたい。

懇親会では、某先輩が千葉ではいままで全国研修をやったことないんだよね~全国大会も15年位前の話だし、そろそろさぁ~・・・・とこちらを見ながら囁いておりました(笑)

神奈川の皆さま・全青司の皆様、本当にお疲れ様でした。ありがとうございました。

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船橋市役所裏の司法書士 稲元真一
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稲元真一 司法書士への相談や依頼は、一生のうちに数えられる程度しかないと思います。
そのため、手続きの流れや費用をはじめ、法律の専門的なことは苦手だったり、不安やわからないことが多いかと思います。
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